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古代ローマ時代には建物の窓に木枠を用いてガラスをはめこんでいたものがあったとされています。
6世紀にはフランスのサン・マルタン教会の窓に色ガラスがはめられた歴史があります。
7世紀から8世紀にはモザイク芸術の影響を受け色ガラスの欠片を組み合わせたステンドグラスの原型といえるものが誕生していたようです。
中世、ヨーロッパで大変貴重で高価な色ガラスの製造をしておりました。その色ガラスで聖書の物語をガラス絵(ステンドグラス)にして教会の窓に取り付けました。
文字の読めない人々にガラス絵でキリストの教えを伝えたと言われます。
ステンドグラスの歴史は、教科書だったのですね。
サン・シェルピス教会堂(サン・シェルピス)
アムシュタイン教会(オーストリア)
サント・シャベル(パリ)
メッツ大聖堂(メッツ)
ノートルダム大聖堂(シャルトル)
ノートルダム大聖堂
1960年にアメリカでスタジオ・グラス運動が起こりました。その影響で建築物が機能主義一辺倒から脱出します。
光を通して(透過光)で表現するステンドグラスは、光の演出(デザイン)というテーマでインテリアとして見直されてきます。
(色の氾濫)とまで評されたアールヌーボー・アールデコ時の色彩の使用過多による(単なる光る壁面装飾)の歴史から建築空間の光の演出を真剣に考えるようになります。
聖マリアン教会(ドイツ)
証券取引所(アメリカ)
日本にステンドグラスが仕上がった状態で入ってきたのは、慶応元年(1865年)長崎大浦天主堂にカルメル会修道院から(十字架のキリスト)の像が贈られたのが古いとされている 。
明治に入って国家としての形式を急速に整えようとした明治政府は、多数の(お雇い外人)を雇うことにより西欧化しようとしました。
京都 都ホテル(1914年)
大阪市立中央公会堂(1918年)
国会議事堂(1920年~1936年)
名古屋市市制資料館(1922年)
名古屋市市制資料館
20世紀前半に活躍したアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの確立したステンドグラス には色を極度に制限した数多くのステンドグラスの作品があります。日本には、帝国ホテルの旧館など優れた作品が残されています。
フランク・ロイド・ライトの作品
バーンズドール邸(1917年)
帝国ホテル(1923年)
ミラード邸(1923年)
フランク・ロイド・ライト(バーンズドール邸)
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